ITer達

昨日、ある有名人のインタビューを読んだ。私とほぼ同い年の、プログラマである。有名なブロガーでもあり、書評によるアフィリエイト収入が本業より多く、金持ちらしい。最近彼のブログを読むようになったが、そんなにおもしろくない。本も純文学や古典はなくて、ビジネス書みたいなものが多い。さすがにプログラミングとかITの話になると参考になるどころか何を言ってるのかわからないほどである。写真も大きなものが何枚か載っていたので顔もじっくり見ることができた。同い年には見えない貫禄であるが、特徴的なのはよく言えば少年のような、くりっとした目である。しかし、この目はどこか虚ろで、腑抜けたようにも見える。実は私も、そういう目をしている。なんだか、びっくりしたような、きょとんとしたような、途方にくれたような目である。外を歩いていても時々見かける。私が推測するに、人と面と向かって話さないで、モニタとかテレビとかばかりを見ているとそういう目になってしまうのではないかと思う。本は別である。文字によって引き起こされる印象は、テレビやパソコンのモニタに映るそれらよりも格段に精妙である。読むものにもよるが。作家はそんな目をしていない。

それから、ITer達はコンテンツに感知しない。それは主義でもある。形式だけを作る。中身はどうでもよい。それはうわべだけとりつくろうとか、見た目だけ気にするとかいうこととはちょっと違う。だから、彼らの書く文章はだいたい軽妙であざ笑うような調子であるが、強いこだわりとかポリシーのようなものがない。あるとすれば、こだわらないというこだわりくらいである。否定的なこだわりである。マーフィーの法則のような逆説も好む。そういう人間も、カッコいいかもしれない。とくにその道を極めていればクセも個性という魅力になってしまう。でも私はダンコとしてそういう人間にはなりたくない。私は枠の中身にこだわりたい。最近枠を作ったほうが楽だし儲かるんだという事に気づき始めたのだが、やっぱり私は中身を作るひとに、中身のある人になりたい。

カツカレー

大坂なおみがセリーナウィリアムズを破って優勝した時のインタビューで「カツカレーが食べたい」というのを聞いてから、食べたくなった。 最近はカレーライス自体をほとんど食べることがなかった。 さらにそれにカツが入っているとなると重すぎる。 体調がよく空腹のときに何回か食べ...