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2009年6月21日日曜日

アキレスと亀

昨日山を登っていて、アキレスと亀の話を思い出した。


大山は登山道に何丁目という表示があって、頂上は28丁目である。

16丁目あたりで、「やっと半分か」という声が聞こえる。

みんなかなり疲れている。

「ここからがキツいんだよね」


私はあまり今何丁目かという表示を気にしないようにしていた。


ランニングでもそうだったのだが、決まった距離の最後まで到達するとき、

後半というのはただの1/2ではない。

そして、最後の1/3あたりで心がくじけそうになる。

マラソンでいえば30Kmあたり。


マラソンに備えて練習していたとき、どんな距離を走ってもそれは同じだった。

10km走れば残り3kmが、5km走れば残り1.5kmが、20km走れば残り6kmが。


マラソンは3回走ったが、3回とも最後に失速した。

いずれも、前半は想定していたペースを超えるくらい快調なのだが、

折り返しをすぎると急に不安になる。

「今まで走ったのと同じ距離を走るのか・・・」


体力はまだ残っているのだが、当然、今まで走って消耗しているのだから、

同じ調子では走れないだろう、と、頭で先にへばってしまうのである。


後半は、残りが何キロになっても、「まだあと○kmもあるのか・・・・」という

ネガティブな考えが湧いてくる。


半分走ったら折り返し、さらに10km走ったらあと10km、あと5km、あと3km、あと1km・・・・

どんなに残りが少なくなっても、つらい時は同じくらいつらくて、

永遠にゴールがこないような気になる。


しかし、ゴールしてみると意外に体力は残っていて、

なんであんなに絶望的になっていたんだろうと不思議なくらい。

つまり、完全に心理の問題、思い込みでバテているのである。


アキレスと亀の話は、単なる詭弁ではなくて、

そんなことにもあてはまるような気がした。