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2011年9月17日土曜日

悪の本質

というわけで私の表現するものについては淘汰のしくみが機能しない。この「淘汰」という仕組みは生物や経済でよく言われて、世界がすばらしくなっていく原理であるかのように考えている人が多いようだが、私はそんな単純な仕組みでものごとはよくならないと信じている。

悪がのさばり、正直者が馬鹿を見て、粗悪なものが世界に広まり愛され、放置すればなんでも劣化し滅んでいくのが世界である。人間は、少なくとも私は、それに逆らってアリ地獄からアリが逃れようとするようにもがくべき存在だ。悪が滅びないのは人間が「淘汰」がそれを解決してくれると考えて放置しているからだ。

悪というのは実はその無意志そのものなのではないか?時が経てば自然が解決してくれると言うその無気力、無意志、怠惰さ、これが悪の本質なのではないか。ガン細胞に生物を滅ぼそうという意志や目的は無い。ガン細胞が生物を滅ぼすのは無意志に盲目的に自己を増殖する結果である。自分が巣食っている生物が滅んでしまったら自分も滅ぶのだから。そんな自覚すらないのが悪というものなのである。