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2011年12月12日月曜日

2039年

「2039年の真実」という落合信彦の書いた本を読んだのはもう20年くらい前である。それをきっかけに何冊か彼の本を興奮しながら読んだのだが、今では彼の書いたことはデタラメに近いとされていることを知ってがっかりしている。

ケネディ暗殺に関してはJFKという映画があったが、私はその時に『そんなの落合信彦がすでに書いてるよ』と冷ややかに見ていた。

ヒマな時にケネディ暗殺のことについて調べてみたが、今ではオズワルドの単独犯行だったと考える人もかなりいるようである。

しかし、一人だけ、落合信彦やJFKどころではない大胆な説を展開する人を見つけた。その人はなんと、ケネディは自ら暗殺されることを仕組んだ、つまり自殺だったというのである。

いろいろと根拠は示されていたが、その一つに「真実は2039年まで明かされない」ということがあげられていた。もし真犯人がいるのであれば、2039年など待たずに即刻犯人を捕まえなければならない、というのである。

私は自殺説はともかくとして、「2039年まで真実を明かさない」ということに改めて注目した。自殺説を主張する人の言うことは正しい。つまり、2039年になって明かされるのは、現在公的に認められているように、オズワルドの単独犯行であったことを裏付ける資料しかないのである。

もしかしたら、彼の犯行ではなかったかもしれない。黒幕がいてCIAや軍部を動かして巧妙に葬り去ったのかもしれない。でも、そのことはたとえ2039年になっても公開されない。今公開されないことは、2039年にも公開されない。2039年に公開されることが真実とは限らないのである。