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2011年12月27日火曜日

食っていくのは簡単

私は昭和が終わる頃から働き始めた。最初は学生時代のアルバイトであった。時給は800円だった。私はカネが必要で勉強する必要がなかったので学校にはほとんどいかずバイトばかりしていて結局大学は辞めてしまった。

就職したのは平成2年だから1990年。就職といってもFromAで応募した契約社員で、時給1300円だった。

それまで800円だったのが1300円になったのだ。しかも一日中ほとんど座ったままで清潔なオフィスで大きな自分の机と椅子まで与えられ、午後には若い女性社員がコーヒーまでいれてくれる。わたしはネスカフェをすすりながら天国のようだなと思っていた。

今では考えられないが、私がいたその会社では女性社員が課の人間全員にコーヒーをいれていた。コーヒー代は月500円くらい払い、カップは自分で持ってくるのであるが。そして女性社員はコピーをしたり、朝机の上などをぞうきんで拭いたりしていた。女性だけである。

電話も、別にそういうきまりがあったわけではないが、基本的に女性が取るのが当然とされていた。私の背後で、Sさんという女性が電話をとりまくり「○○さん、△△様からお電話です」と一日中転送しまくっていた。

私は契約社員で入ったのだが4月だったので、社会人1年目という意味では同期の正社員達と同じだった。しかし私は就職活動もしていないし面接も軽く一度しただけだし研修も受けていないので、非常によそ者感が強かった。

ただ、私がその会社を選んだのは、契約社員ではあるが「正社員登用の途あり」というFromAにのっていた文句にひかれた。最初から正社員になるつもりで応募したのである。

なぜ最初から正社員にならなかったのか。自分でもよくおぼえていないが、多分、大学を辞めて、もうまともなルートで社会人になることはできないと考えていたからかもしれない。


えーと、何を言おうとしたんだっけ・・・

そうそう、「食っていく」ことについてである。