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2012年10月17日水曜日

クラウドって何?

私はいわゆる「IT」の仕事をしている。
もう20年以上になる。

もっとも、20年前に「IT」などという言葉はなかった。
「情報処理」とか「ソフトウェア産業」とか「コンピュータ関係」などと呼ばれていた。

コンピュータにおいて通信の役割が重要になってきたのは、いつ頃だったろうか。
決定的でよく覚えているのは1995年のWindows95の登場だった。
95によって一般人にインターネットが広まったといっても過言ではない。

ただ、インターネットの前に「パソコン通信」という世界があった。
私はNifty Serveを利用していた。

そして業務においては、コンピュータによる通信を「オンライン」と呼んでいた。
たとえば東京の本社と大阪支店の間で売上データをやりとりするなどである。

「オンライン」というものは、私が社会人になって2,3年で非常に重視されるようになった。

「ネオダマ」という言葉があった。これは「情報処理」界で注目すべき4つの新しい動向のことで、
「ネットワーク」、「オープン」、「ダウンサイジング」、「マルチベンダ」の頭文字である。
「ネオダマ」という言葉を初めて聞いたのは、1992年頃だったかな・・・・
勤めていた会社のある課長さんが何かのドキュメントに書いていたのを見たのだが、「なんだよネオダマって。頭文字とってくっつけただけで意味ないじゃん」と笑っていたのだが、世間でも使われていることを後で知った。


「IT」という言葉が使われるようになったのはいつ頃だろうか・・・。
Windows95が出た頃は、少なくとも私は使っていなかった。
1998年ごろ私がいた会社では、部署名に「IT」という文字が入っていたような覚えがある。
私が自分がしている仕事を「IT」だと言うようになったのは本当に最近、2010年くらいからだ。

今調べたら2000年に森首相が「イット」と読んだという。その頃は私はITという言葉は知っていたが、自分がITギョウカイにいるといわないのはもちろん、「IT」という言葉を使うこともしていなかった。


今では「IT」というのはソフトウェアとかコンピュータのことではなく、ネットワークつまり通信のことだといっても過言ではないくらいになった。そして、「クラウド」というものが現れた。

実は私は「クラウド」のことがよくわからない。

最近はなんでもかんでもインターネットを使うようになった、メールもパソコンでメーラーを使うのではなく、gmailなどのようにサーバ上でそのまま送受信をし、データもローカルに保存せずサーバに記録し、アプリケーションさえパソコンではなくサーバ上で実行するようになった、それは知っているというより身をもって体験してきたことだ。

しかし、それを「クラウド」と呼ぶのかと言われると、ちょっと困る。
広義ではgmailの利用もクラウドコンピューティングと言えるだろう。

クラウドというのは雲のことで、ネットワーク図を書くときにインターネットを「雲」として描いていた。
文字通りの雲、マンガで回想するときの吹き出しのようなものである。

なぜインターネットを雲として描いたのかはよく知らないが、インターネットというのは無数のコンピュータが網の目のように接続されていっこのカタマリとして存在しており、個々の装置やその間の配線などは把握しきれずまた考慮する必要もない、ということだった。

また、インターネットでなくても、ある程度の数のコンピュータが接続されたひとつのネットワークは雲として表現された。

そしてそのような雲であるネットワーク上でのコンピュータの利用を「クラウドコンピューティング」と呼ぶようになった。

昔は、昔といってもまだ10年くらいしかたっていないが、ネットワークにあるコンピュータのことを「サーバー」と呼んでいた。今でも呼ぶ。そしてサーバを利用するコンピュータの使い方を、「クライアント・サーバー」システムと呼んだ。

私にとっては、gmailとか、yahooとか、twitterとかは皆、「サーバー」である。
世間で言う「クラウドコンピューティング」というのは「サーバーコンピューティング」と言ったほうが自分のイメージに合う。

ではなぜ「クラウド」と呼ぶのだろうか?
それはおそらく、1台ではないからだと思う。
WWWサーバでも、メールサーバでも、ある程度の規模のものはたいてい複数台で構成されている。それは多重化とか冗長化とか言われる。

多重化とは複数台のコンピュータを組み合わせて1台のコンピュータのように動作させることで性能向上を図るもの、冗長化とは故障したときに切り替えてサービス停止を防ぐものである。

また、利用者がサービスとして使うWEBとか、メールとか、SNSなどは、複数の役割をもったコンピュータ等を組み合わせて構成されている。利用者を管理する名簿のような役割をもつデータベース、アドレスと名前の変換をおこなう名前解決サーバ、ユーザのコンテンツを保存する記憶装置など。

それらの多種多数の装置が組み合わされて提供されているサービスについて、利用者はその詳細を知る必要なく、遠いところに雲のようなカタマリがあって、そこに何かをリクエストすると何かが返ってくる、そういうものが「クラウド」と呼ばれる。


・・・何を書こうとしたのかわからなくなった。
とりあえずクラウドについての整理でした。