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2015年7月4日土曜日

道順を聞くタクシー運転手

最近タクシーによく乗る。

職場が新宿にあって、遅くなったとき、疲れて込んだ電車に乗りたくないときなどにタクシーに乗る。

新宿から上野までだと三千数百円になる。


「上野駅まで」というと、ちょっと意外そうな顔をされることが多い。

電車に乗れば200円もかからないし、あまり上野まで行く人はいないのだろうか。


そして、多くの運転手が、どういう道順で行くかを乗客である私にたずねる。

「ナントカ通りから行ってナントカ病院の前を曲がってドコソコ通りでいいですか?」

というのはいい方で、「どうやっていきます?」ときいてくる人もいる。



まるで、私がいつもその辺を車で走っていてどこに何があるかまですべて把握しているとでも思っているようなのだ。

私はいつも、「おまかせします」と静かに言うのだが、このやりとりはできればしたくない。運転手は、そんなことを客にきくべきではないと思っている。


電車に乗らずにタクシーに乗るくらいなのだから、急いでいるか楽をしたいのだ。

当然、一番近い道、時間のかからない道がいいに決まっている。

そしてそれがどこかを決めるのは運転手の仕事だ。



あるとき、運転手にそれを言ったことがある。一番近くて一番早くつく道順がよいに決まっているではないかと。

すると運転手は、客の中にはうるさい人がいるから最初に聞くようにしてるんですよ、と言った。


中にはそういう人もいるだろうが、まれではないだろうか。



これと似たことに、最近増えた、ラーメン屋などが麺の硬さ、量などを客に指定させることがある。

これも不愉快だ。


そんなことは客が言ったら応じればいいのであって、何も言っていない客に「硬さは?」「普通」「量は?」「普通」などといちいちたずねることは、まったく客のことを考えていない。

全部、責任回避のための行動なのだ。