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2016年7月24日日曜日

黒田の「男気」

プロ野球の話。

広島の黒田が日米通算200勝を達成したという。

社会面にまで記事が出ていて、「男気」の文字が。


以前から思っていたのだが、いい加減にしろという気持になった。

彼はヤンキースでエース級の活躍をしていたが広島に戻ってきた。


私はそれが残念でならなかった。

昔ほどではないにしても、特に日本人ピッチャーのレベルは高いけれど、

やはり明らかにMLBのほうがよりレベルの高いリーグ、選手にとって活躍するのはより困難な場である。


黒田が広島に帰ってくると聞いたとき、私は野球以外のことが理由ではないかと思った。

たとえば、チーム内にアジア人差別がある、アメリカでの日常生活があわない、

家族が日本に帰りたがった、同居していたかどうかしらないが、同居していなければ、
一緒に暮らしたかった、

などが理由だったのではないだろうか。


でも、本人が決めたことだし、年俸もずいぶん安くなるだろうし、残念ではあるが何も彼を責める理由はない。


しかし、彼が広島に戻るという決断について、日本の新聞やテレビでは、「自分を育ててくれた球団に戻って恩返しをしたいという男気」というような美談として扱った。


では何か。野茂や松井は男気がないとでも言うのか。

好きな選手が、ステップアップして新天地で活躍するのを応援しようという気にはならないのか。


私は最近ほとんど日本の野球中継をみない。MLBもみないが。

松井がMLBに行ってからはMLBしか見ていなかったし、松井が引退してからはMLBも見なくなった。


時々日本のプロ野球も見る。

最近は大谷とか山田とかの注目選手もいるので少し興味を持つようになった。

だが、日本のプロ野球の応援のしかた、客の楽しみ方はどうしてああなのだろうか。


先日札幌ドームへ行ったのだが、老若男女がわいわいガヤガヤと飲み食いしながら、お祭りか何かのような雰囲気で、お前ら本当に野球を見てんのかと疑問に思った。

チームのベテランが移籍して戻ってきたことを喜ぶというのも、家族主義というか村意識というか、

ある競技を極めるとか、勝負に徹するということとは全く関係ない、くだらないことだ。